2012年06月14日

虫採り

梅雨の中休み、今日はとてもいい天気です。
保育園の子どもたちと、近所の公園に出かけました。

公園の隅の方は雑草も生え、今はバッタの赤ちゃんがいっぱいいます。
すばっしこいですが、そんなに飛び跳ねないからか、上手な子は2,3才でも捕まえられるんです。
捕まえて「見て~!バッタの赤ちゃんやで!」と得意顔で見せに来てくれます。
でも、まだ力加減がわからない2歳児ちゃん。
ギュっと持ちすぎて、赤ちゃんバッタはお気の毒なことに・・・なき
手のひらで動かなくなった赤ちゃんバッタを見て、その子も「あ・・」と気がついたよう。
さびしそうな顔をしていました。

そして、モンシロチョウやアゲハ蝶が飛んでくると、年長の子どもたちは大ハリキリです。
捕虫網を片手にダッシュで追いかけていきます。
途中、「先生も手伝って!」と言われるので、網を持って、一緒にダッシュダッシュ
私は、大きめの虫を触るのは苦手なのですが、網で捕まえるのは結構得意なんです。
チョウなどを捕まえると、「○○くーん、カゴに入れて~」とお願いするパターンが多いので、側でカゴを持った年長さんが待機してくれてます。(笑)
今日もモンシロチョウとアゲハ蝶を捕まえました。
2歳ちゃん達も興味津々でやってきます。
捕虫網の中でバタバタと羽を動かしているチョウを見て、網の上からさわろうとしているのを年長さんが「あんまり触ったらあかん。羽がボロボロになって飛ばれへんようになるねん」と教えて、さっと、カゴの中にチョウを移していました。

虫を捕まえたら「やさしく扱ってね」や「後で、元の場所に返そうね」と子どもたちに声をかけます。
すると小さな子は「なんで~?」と聞いてきます。
「そうしないとすぐに死んでしまうのよ」と教えてもピンと来ない様子の子もいます。
捕まえた虫を乱暴にさわったり、カゴの上からトントン小突いたりしていると、虫の元気がなくなってくるのに気づき、そして、私たちが言った意味がわかるようです。
それがわかったら次からは、やさしく見たり、触れたら「逃がしてあげる~」と戻しています。
年長さんたちも、せっかくの獲物(?)を手元に置いておきたいようですが、でも、「虫の命」のことを考えて逃がしてやっています。飼育できる環境が整わないと、命を殺してしまうということがわかってるんですね。

虫採りって、子どもたちにとってとても魅力的なあそびです。
そして、身をもって「命」というものを教えてくれる大切な生き物です。
大人が言葉で「命の大切さ」を伝えるよりも、ダイレクトに自分の心に飛び込んできます。
虫たちには申し訳ないですが(笑)たくさん体験してほしい遊びです。



  
タグ :虫採り


Posted by ゆきたつ at 18:02Comments(0)保育